NPOマネジメント支援コンサルタント養成入門講座
主催:NPO法人パブリックリソースセンター
協力:パナソニック株式会社
※以下は2011年度に実施した内容になります。
講座の目的
本講座の特徴は次の通りです。
NPOや社会的事業体のマネジメントの特性を理解する
- 現場の活動団体(組織)の課題を正確に把握(診断)する
- 現場の活動団体(組織)が改善策を自ら判断・選択できるように情報を提供する
- 現場の活動団体(組織)との合意形成に向けたファシリテーションを行える能力を身に付ける
講座の特徴
社会的課題の解決に取り組むNPOや社会的事業体のマネジメント支援ができる能力を持ったコンサルタントの養成を目指し、入門編として下記にあげるポイントを学ぶことを本講座の目標とします。
NPOや社会的事業体のマネジメントの特性を理解する
- 「通信」「教室学習」「NPO/NGOでの実習」の3種類の学習形態を複合した実践型講座
- ケーススタディや実習を通じた、NPOマネジメントにおける現状と課題を客観的に把握する方法論の習得
- コンサルタントに必須のスキルであるファシリテーションの基本技術の習得
講座カリキュラム
本講座は、基礎編と実践編の2部から構成されています。
基礎編
- 基礎編では、社会的課題の解決に取り組むNPOや社会的事業体のマネジメント全般に関する基礎的な知識を身につけることを目的としています。
- 学習方法は、テキストと課題を用いてインターネットを介したeラーニングシステムによる自宅学習です。
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インターネットを介したeラーニングにより課題に取り組むことでさらに理解を深めます。
- Ⅱ.実践編:NPOマネジメントの第1章~第9章の中から任意で4科目選択し、その科目について2種類の課題に取り組みます。1つは、選択式の課題(10問)、もう1つは、ケーススタディを読み込んで回答する記述式の課題(3問)です。
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実践編
- 実践編では、“組織の「ありたい姿」”と組織の現状との間にある差(=ギャップ)である、NPOが抱える問題・課題を抽出することを目的とする“組織診断”の方法論を学習します。
- 学習方法は、教室学習と実際のNPOを対象に組織診断を行う実習を組み合わせて行います。
組織診断の位置づけ
組織診断はNPOコンサルティングを構成する3ステップの最初のステップであり、組織の現状を総合的に分析し、抱える課題を抽出します。本講座では「入門講座」としてこのステップ1を学びます。
本講座のこれまでの実績
本講座は2004 年に関東経済産業局の支援を受け、非営利事業体に対する組織診断手法
の研修システムとしてスタートしてから、毎年改善を積み重ねてきました。
2007年度からは、パナソニック株式会社の協力を得て、新たに通信学習の手法を取り入れ、
NPOの組織診断の方法論を通信学習と実習で学ぶ講座として再編されています。
